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注文住宅の建築を検討する中でチェックしておきたい、漆喰について紹介していきます。
石灰石(炭酸カルシウム)から作られる消石灰(水酸化カルシウム)を主な原料とした建築素材を漆喰と呼びます。建築物の内壁や外壁の上塗りなどのほか、屋根などに使われています。
漆喰はさまざまな魅力を持っています。どのような魅力があるのかを見ていきましょう。
機能面はもちろんですが、その見た目も選ばれる理由のひとつといえます。漆喰は柔らかな雰囲気が感じられる風合いや色合いが特徴となっていることから、落ち着きのある印象を生み出してくれます。また、漆喰を使用した壁は自然素材ならではの優しい感触が特徴となっていますので、さまざまな人に親しまれている素材です。
建築基準法において不燃材料として認められているほど、耐火性が高い点も特徴のひとつといえます。漆喰自体が燃えにくい点に加えて、漆喰を使用することで屋内での火の広がりを抑えられる点もポイントです。
漆喰の特徴として、長い時間が経過しても見た目に大きな変化が出ない点が挙げられます。この耐久性の高さも魅力の一つ。実際に漆喰を使用した古い建築物が現在ものこっており、耐久性や劣化への耐性が高いことがわかります。
ほかにも、静電気を溜め込まない特性を持ちます。ホコリ・ゴミがつきにくいため汚れにくく、白さを保つことができるのがメリットです。
微細な多孔質の素材であることから、優れた吸湿・放湿性を持っています。そのため、住居に使用することで室内の湿度を適度に調整できます。例えば湿度が高い夏は湿気を取り込み、空気が乾燥している冬には湿気を放出することによって、快適な室内環境をつくります。
上記でご紹介している通り、漆喰は多孔質の素材です。そのため、その穴によって酸性のにおいを吸着し、漆喰内部の強アルカリ性にさらされて中和反応が起こり、水蒸気や二酸化炭素などは無臭な成分に分解されます。
漆喰を使用する場合、一般的なビニールクロスと比較すると費用が高くなってしまいます。長持ちする素材であるため、長期的に考えた場合にはコストを抑えられますが、施工時に必要となる費用は高くなるといえます。
また、下塗りと仕上げといった工程が必要となることから、工期が長くなるといった面もあります。
使用する環境によってはひび割れが発生するおそれもあります。例えば、施工した状況や下地が原因でひび割れが発生するケースや、地震などの衝撃を受けるとひび割れることがあります。
できるだけひび割れを防ぐには、高い技術力の業者や職人を選ぶことがポイントになります。
クロスは簡単に張り替えられますが、漆喰は気軽に張り替えることはできません。また、表面に凸凹が出るために、上から壁紙を貼ることも難しいといえます。
汚れにくい素材ではあるものの、もし汚れがついてしまうとその汚れが浸透してしまい、簡単に取れない状態になってしまうおそれもあります。この場合、上塗りまたは削って対応することになりますので、場合によっては業者に依頼しなければならなくなります。
こちらの記事では、漆喰の魅力や注意点について紹介してきました。自然素材として人気の高い漆喰ですが、さまざまなメリットがある反面、注意しておきたい点もいくつかあります。漆喰を取り入れる場合には、メリットだけではなく注意しなければならない部分も併せて検討することが大切です。
下記のページでは、おしゃれな注文住宅をデザインするポイントを紹介しています。家づくりの参考にぜひチェックしてみてください。
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