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注文住宅を検討する際には、住まいの断熱についても考える必要があります。そこでこちらの記事では、注文住宅に使用されている断熱工法や断熱材の種類を解説しています。どのような方法で断熱性を高めているのかという点について、あらかじめ知っておくことがおすすめです。
注文住宅に使われている断熱工法には、大きく分けると「充填断熱」「外張り断熱」という2つの種類があります。
まず1つ目の「充填断熱」ですが、これは構造材の隙間に断熱材を充填して断熱性を高める方法です。壁や柱の内側などに充填する形で作業が進められていきますが、この工法では柔らかい繊維系の断熱材が多く用いられています。
充填断熱の場合、「費用が比較的抑えられる」「施工がしやすい」「建物の形状にも比較的左右されない」といったメリットがあります。その反面、「湿気を吸い込んでしまう」「柱などがあることによって断熱材が途切れてしまい断熱性が低下する」「経年劣化しやすい」といったデメリットが挙げられます。
またもう1つの方法である「外張り断熱」とは、断熱材を用いて建物の外側から覆う方法で断熱性を高めていくものです。この場合には硬質ウレタンフォームやポリスチレンフォームといったプラスチック系の断熱材を加工して板状にし、貼り付けていきます。
外張り断熱の場合には、「断熱性が高くなる」「内部意匠の自由度が高い」といった点がメリットとして挙げられるものの、「施工を行う際に手間がかかってしまう」、「充填断熱よりもコストが高い」といった点がデメリットとなっています。
ここまで2つの断熱工法についてご紹介してきましたが、一般的には木造住宅の場合は充填断熱、鉄骨造の住宅については外張り断熱を用いて断熱性を高めるといったケースが多いといわれています。
上記でも少しご紹介していますが、断熱材にはさまざまな種類があります。ここでは、「無機繊維系」「木質繊維系」「発泡プラスチック系」の3つの断熱材について紹介していきますので、どのような違いがあるのかをチェックしておきましょう。
無機繊維系の断熱材は、主にガラスなどを原料としており、広い場所でも使用できる点が特徴のひとつとして挙げられます。さらにコストも比較的安く済むといった理由から、多くの現場で使用されています。
無機繊維系断熱材の種類としては、ガラスを高温で溶かして繊維状にした「グラスウール」や天然岩石を高温で溶かして繊維状にした「ロックウール」などがあります。いずれも火災に強いといった特徴を持っています。
木質繊維系断熱材は、木材など自然の素材を原料として作られている点が特徴です。
この木質繊維系断熱材の種類としては、段ボールや新聞紙などを綿状にした「セルロースファイバー」のほか、羊毛に防虫処理を施した断熱材もあります。羊毛の場合、調湿力と断熱性、耐久性が高いものの施工可能な業者が限られてしまうこと、さらに価格が高い点が難点です。
発泡プラスチック系断熱材は、プラスチック素材の中に無数の細かい泡を閉じ込めるという構造を持った断熱材です。ポリウレタン樹脂を原料としたものをはじめとしてさまざまな種類がありますが、その断熱性は原料となっているプラスチック素材が熱を通しやすいかどうかといった点や、素材の中に閉じ込められている泡の数・大きさによって変化します。
発泡プラスチック系断熱材の種類としては、発泡スチロールと同じ性質の「ビーズ法ポリスチレンフォーム」や、ポリウレタン樹脂に発泡剤を加えた「硬質ウレタンフォーム」、フェノール樹脂に発泡剤や硬化剤を加えて作る「フェノールフォーム」などがあります。
こちらの記事では、注文住宅に使われている断熱工法と断熱材の種類について紹介してきました。家の断熱性を高めるためにはさまざまな方法がありますので、どのような方法を使うのかあらかじめ工務店やハウスメーカーに確認するのもおすすめです。ぜひこちらの記事の内容を、理想の家づくりに役立ててください。
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