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家の間取りを考える場合、水回りをどうするのかという点は非常に大きな問題です。生活のしやすさにも大きく関わってくるため、この記事では水回りの間取りの考え方について解説。しっかりとポイントを押さえて使いやすい水回りを実現しましょう。
家の中で「水回り」の間取りをどうするか、という点は暮らしやすさに関係してくるため重要なポイントとなってきます。そのため、水回りの間取りを決める際には、しっかりとポイントを押さえておくことが大切といえるでしょう。
まず覚えておきたいポイントは、「水回りはできるだけ1か所にまとめた形で設計を行う」という点。この場合、配管をコンパクトにまとめられるので、結果的にコストを抑えることにもつながっていきます。
水回りでは水を使いますので、当然水を流すための配管が必要になります。それぞれの水回りを離して設置してしまうと配管が長くなるため、その分費用も上がっていきます。
さらに、万が一水回りでのトラブルが発生した場合でも、配管がまとまっていると原因を特定しやすくなります。このように、水回りをまとめることはメンテナンスの意味でもメリットがあるといえるのです。
水回りの設備は生活に関わってきます。そのため、この部分の間取りをしっかりと考えないと後悔することもあるかもしれません。そこで、間取りを検討する際の注意点を「洗面所・浴室」「トイレ」に分けてまとめましたので、参考にしてみてください。
まず、洗面所と浴室から考えていきましょう。湿気が多い洗面所や浴室はカビが発生しやすいことが特徴です。このことから、窓を設置して換気しやすい間取りにしておくことがおすすめです。ただ、注意したいのが外から丸見えにならないようにする、という点。ブラインドやカーテンを設置して目隠しにするのもひとつの方法です。
さらに、家族が多い家庭の場合には朝の洗面所は混雑しがち。そのため、洗面台を2面設置する、洗面台を広くとるといった工夫をすると、朝の混雑を防げます。また、洗面台の両側にコンセントを設置しておくと、ドライヤーなどを使う人が複数いるときに便利です。
上記に加えて、収納スペースについても考えておきましょう。収納を広くとることによって、タオルはもちろん家族全員のパジャマなども収納できて便利です。
トイレの間取りを考える場合に注意したいのは、「広さ」と「場所」の2点です。
まず、「広さ」についてですが、トイレを広くした場合には開放感があるものの、小さな子どもはトイレットペーパーなど必要なものに手が届かなくなる可能性がありますので、あまりにも広すぎるのも考えものです。
さらに、「場所」ですが、どこにトイレを設置するのかは重要な問題です。来客を迎える部屋や食事スペースなど、人が集まる場所の近くにトイレを設置すると、用を足している時の音が他の人に聞こえてしまいます。こうなると、来客中に他の家族がトイレを使いにくい、といったことになる可能性があります。
もうひとつ注意したい設置場所としては、寝室付近です。夜中に他の家族がトイレを使用すると、水を流す音などで目が覚めてしまうこともありますので注意しましょう。
水回りについて考える場合には、使いやすさだけではなく排水音についても考慮しましょう。
前述したトイレの排水音だけではなく、シャワーの音や洗い物の音など、水を使うと排水音が発生します。場合によっては排水音がとても気になってしまう、というケースもありますので、できる限り人と集まる場所からは適度に距離をとる形で水回りの設備を設置することがおすすめです。
注文住宅を建てる際、水回りの設計を考える際のポイントと注意点について紹介してきました。水回りは生活と大きな関係があることから、間取りは非常に大切です。注意したい点をしっかりと考慮しながら、自分の家ではどのような間取りが使いやすいのかを検討していきましょう。
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